オゾンホール
オゾン層における穴。1970年代の終わりごろから南極上空で南半球の春期にオゾンホールが観測されるようになる。オゾンは生物にとって有害な紫外線の多くを吸収するが、オゾンホールにより紫外線の照射量が増加、健康障害、農作物への影響が心配される。1988年には過去最大のオゾンホールが出現、また南極上空だけでなく世界各地でオゾン層が薄くなっていることが観測されている。このオゾン層破壊の原因は自然界に存在しないフロンガスであることが明らかになっている。
地上から約10数k〜50km上空を成層圏といいオゾンが豊富。大気中のオゾンの90%が成層圏に集まっている。