砂漠化対処条約が発効
国連「砂漠化対処条約」(UNCCD)
アフリカなど砂漠化や干ばつの被害を受けている地域の持続可能な開発を支援することが目的。砂漠化防止、干ばつ被害緩和のために国際社会が解決に向けて協力体制を強化することを基本原則とする。日本は1998年批准
国連砂漠化対処条約(UNCCD)での砂漠化の定義「乾燥、半乾燥、乾燥半湿潤地域におけるさまざまな要素(気候変動及び人間の活動を含む)に起因する土地荒廃」
国連砂漠化防止会議
国際的な砂漠化対策の取り組みが開始される。 サヘルの干ばつがきっかけ。
国連環境計画(UNEP)設立
オゾン層保護、気候変動、森林問題などの地球環境分野を対象に、国連活動・国際協力活動を行う国連の専門機関。本部ナイロビ。
ワシントン条約、オゾン層保護に関するウィーン条約、バーゼル条約などの条約の事務局の役割も持つ。
UNEP公式サイト
サヘルの干ばつ
サハラ砂漠南側のサヘル地域(モーリタニア、セネガル、マリ、ニジェール、チャドなどの国が含まれる)で1968年〜1973年にかけて大干ばつが起こり、数十万人の餓死者や難民が発生。
ここからは、関連用語
砂漠化 原因と影響
14|05
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1994年の国連砂漠化対処条約(UNCCD)で砂漠化の定義「乾燥、半乾燥、乾燥半湿潤地域におけるさまざまな要素(気候変動及び人間の活動を含む)に起因する土地荒廃」
砂漠化が起こると肥沃な土地を取り戻すには数世紀かかると言われている。また砂漠化は農耕地を減少させ、飢餓や難民移動による民族間の紛争に発展する。現在砂漠化が進行しているのは、アジア、アフリカ、南アメリカ、オーストラリア。現在砂漠化の影響を受けているのは地球の陸地面積の1/4、世界の乾燥地域の70%に及ぶ(1991国連環境計画UNEPの報告)
砂漠化の原因としては、地球規模での気候変動や干ばつといった自然的要因と過剰な放牧や農地の不適切な使い方による土地荒廃、薪炭材の過剰な伐採という人為的要因がある。(開発途上国の貧困と急激な人口増加による)
食糧確保による砂漠化の進行でさらに農地を減少させ食糧不足をまねくという悪循環が生じている。
関連:国連砂漠化対処条約(UNCCD)、国連環境計画(UNEP)、国連砂漠化防止会議